ブックタイトル肝炎医療コーディネーターこれだけは!
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肝炎医療コーディネーターこれだけは!
看護師、医師、薬剤師、検査技師、事務等になります。確実に精密検査へ結び付けるためには肝炎ウイルス陽性者の確実な把握と個別勧奨が大切であり、そのためには、肝Co同士の連携と体制作りが必要です。まずは関連する機関や部署同士で話し合いの機会を持つことから始める必要があります。手間がかかるように感じるかもしれませんが、肝炎ウイルス検査で陽性になるのは検査を受けた0.5~2%程度です。実際に対象となる肝炎ウイルス陽性者は月に数人程度であるため、体制さえ作ることができれば、さほど手間がかかりません。H県の肝疾患診療連携拠点病院における院内肝炎ウイルス陽性者の精密検査においては、検査部の肝Coと肝臓専門医が連携を取り、病院長の許可を得たうえで病院全体での体制作りとしたところ、当初50%ほどしかなかった精密検査率が、ほぼ10 0%にすることができています!確実な精密検査受診にむけて現在、全国の各自治体、医療機関において、肝炎ウイルス陽性者の確実な精密検査受診にむけて、様々な取り組みが行われています。取り組み内容については、各都道府県の疾病対策課や肝疾患診療連携拠点病院で共有しているものもありますので、一度相談していただいてもいいと思います。また肝炎ウイルス陽性者の初回精密検査費用には助成制度もあります。制度の詳細は、各自治体の保健所等にて確認してください。77