ブックタイトル肝炎医療コーディネーターこれだけは!

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概要

肝炎医療コーディネーターこれだけは!

Chapter 3肝Coの役割とコツエコシステムの各ステップにおける肝Coの役割S t e p 2(受診)「肝炎ウイルス陽性者を確実に精密検査へ結び付ける」B型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスに感染している場合は、治療をすることで肝硬変や肝がんへの進行を食い止めることができるため、肝炎ウイルス陽性者は、まずは精密検査を受けることが不可欠です。肝炎ウイルス陽性者には、その結果を知り自分で精密検査を受ける人もいれば、結果を知っていても精密検査を受けない人や結果を知らなくてまたは理解ができず精密検査を受けることができないひとがいます。この精密検査を受けないひとや受けることができないひとは、必要な治療を受ける機会を失ってしまうことになりますので、この対象者を精密検査に結び付けることが、肝Coの大切な役割となります。精密検査に結び付けていく方法は、まず肝炎ウイルス陽性者を認識・把握し、その後郵便・電話・訪問等での個別勧奨によって精密検査を受けることを勧め、そして継続的にフォローアップをしていくことです。肝炎ウイルス検査を受ける機会は、健康増進事業(各自治体のクーポン制度等)、特定感染症検査等事業(保健所および委託医療機関)、病院での検査・術前スクリーニング(医療機関)、職域における健康診断のついで受診(協会けんぽ、組合健保(医療機関、検診施設))、妊婦検診や献血時のスクリーニング(日本赤十字社)、などがあります。肝炎ウイルス陽性者を把握し、精密検査に導く肝Coは、これらに関連する機関に属している、保健師、76