ブックタイトル肝炎医療コーディネーターこれだけは!
- ページ
- 62/204
このページは 肝炎医療コーディネーターこれだけは! の電子ブックに掲載されている62ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 肝炎医療コーディネーターこれだけは! の電子ブックに掲載されている62ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
肝炎医療コーディネーターこれだけは!
Chapter 2肝Coが知っておくべきこと行動経済学3:治療の説得に関する工夫?リバタリアンパターナリズムを用いて?行動経済学1と2では中々患者さんが治療を受けてくれない仕組みを理解しました。そしてその仕組みを利用した実例を学びました。これを実際に私たちは普段の仕事でこのような取り組みを行うためのいくつかのポイントを紹介します。「ナッジ」を駆使しよう先ほど説明した、行動経済学の知識を使うことで、人々の行動をより良いものに変えていこうとする取り組みを構築することができます。例えば、臓器提供の意思表示をオプトイン(自発的に申し込む)からオプトアウト(希望しなければ断る)にすると臓器提供者が増加するなどそういった取り組みがあります。このように、社会、環境、自身にとって良い選択をするために後押ししてくれるような取り組みが「ナッジ」(肘で突くという意味)です。「ナッジ」を私たちの肝Coとしての活動において駆使するために次のポイントを押さえましょう。右の表に何の要因が、患者さんの意思決定を邪魔しているのかのチェックポイント、次にその要因に対してどのようなナッジが有効かを記載しましたのでナッジを設計する際の参考にしてください。60