ブックタイトル肝炎医療コーディネーターこれだけは!
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肝炎医療コーディネーターこれだけは!
も現時点で得られる利得の方が価値が高いと判断する傾向です。先ほどの例を用いて説明すると、テストで良い成績を取るという将来の利得よりも遊んで楽しい時間を過ごすという現在の利得の価値の方が高いということです。また、テスト勉強をしている時点で勉強をするのがしんどいと、それがコストとなってしまいテストで良い成績を取るという利得の価値が割り引かれることとなります。このように将来の利得の価値観が低く認識されてしまうから「先延ばし行動」が生じることに繋がります。事例でのやり取りではどこに「現在バイアス」が生じているのか紹介します。肝Co:肝炎予防のための精密検査を受けてくださいね。患者さん:今何も問題ないし大丈夫だよ。そこら辺の同年代より元気でお酒も楽しんでるよ。現在バイアス(先延ばし)肝Co:血液検査の結果は陽性だったんですよ?患者さん:うーん、まぁ大丈夫でしょ。時間もないしもう出ますね?。先ほど紹介した例を踏まえて事例を見ると、精密検査を受診し肝炎を防ぐことで生じる将来の利得の価値の高さより現在の生活をそのまま送ることの価値の方が高いと判断されることに納得がいくでしょう。しかし事例のような場面で「先延ばし行動」をしてしまうと、将来、取り返しのつかないことになります。57