ブックタイトル肝炎医療コーディネーターこれだけは!

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概要

肝炎医療コーディネーターこれだけは!

Chapter 4個人としての肝Co活動:職種や立場を最大限の強みとして活動するには?職場の健康診断で一斉検査を実施!職場健診で肝炎ウイルス検査をやりたい産業医学に関する学会のランチョンセミナーで、職域で肝炎ウイルス検査を行う重要性を知ったことがきっかけで、わたしが勤務する職場でも検査導入の提案を行いました。働く人は、なかなか病院に行く時間も取れず、予防的な検査などは会社の定期健康診断で十分行っていると感じているため、肝炎ウイルス検査の重要性を知る機会や検査を受けるきっかけはありません。最近では、法定項目外のがん検診も事業所で行うことが主流となっており、『肝がんの予防につながる肝炎ウイルス検査こそ実施すべきではないか、事業所が整備すれば助かる方がたくさんいる、必ず実施につなげたい!』と思ったのがきっかけです。ちょうど、事業所全体で健康診断項目の見直しを進めていたこともあり、肝炎ウイルス検査導入の提案をして毎年の定期健康診断の追加項目として実施することとなりました。健康保険組合(健保)が主体となった取り組みはよくあるかと思いますが、事業所主体で導入できたのが特徴です。提案の主なポイントとして4つが挙げられます。1.一生に一度の検査でよいことから費用対効果が高い2.検査の種類が追加になるわけではなく、簡便な血液検査で済むこと3.症状のない慢性肝炎や肝硬変でも労働生産性が低下するとのことで、肝炎ウイルス検査は健康経営にもつながる取り組みだということ130