ブックタイトル肝炎医療コーディネーターこれだけは!

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概要

肝炎医療コーディネーターこれだけは!

Chapter 4個人としての肝Co活動:職種や立場を最大限の強みとして活動するには?肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業の対象者を漏らさない!!?候補者抽出のシステム化と専任スタッフによる絞り込み~肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業は、直近12ヶ月以内に4月以上の高額療養費となる対象医療該当がなければ受けられない制度である一方で、1月目の該当時点で「入院記録票」のお渡しと、可能性としての制度案内が必要となります。また、対象者かどうかの判断は、保険加入・所得などの条件もあり、医師が医学的条件だけで対象者と判断して制度案内をすることは難しく、さらに、入院記録票の記入となれば医師には分からない事柄もあることから医事課などの医療事務系の業務です。逆に、対象者の医学的条件は単純です。“HBV・HCVに由来する肝がんまたは重度肝硬変(Child-Pugh score7点以上)の病名があり、入院中に対象医療が行われている人”であるため、覚えてしまえばむしろ事務の方が、対象かどうかの判断はしやすいのです。F県S病院の理念:「患者さんの立場で考える」この理念は、医療行為に限ったことではありません。当院では、すべての職員がこの理念を最優先に考えて行動します。患者さんの立場で考えれば、少しでも医療費の負担が軽減される制度は、病院から教えてもらえるとありがたいです。逆に、教えてもらえないと不信感に繋がりますし、トラブルになりかねません。制度の案内は対象となるすべての患者さんに行うことが不可欠です。●導入~候補患者様の拾い上げのシステム化制度が開始となるにあたり、肝疾患センターの事務(Sさん)は、108